フレッシュマンセミナーはいわゆるホームルームとは異なります。担任と学生が基本的に週に一度、さまざまなテーマで運営し、通年で2単位になる基礎科目のカリキュラムのひとつです。
1年を前半、中盤、後半の3段階に分けてプログラムをくみますが、新入生にとおって、フレッシュマン・セミナーの最初の行事が4月の、入学第1週に行われる1泊2日の那須の校外研修(通称:那須研)です。
先生と新入生が2日間の密度の濃い時間を共有することで、お互いに交流がうまれ親睦も深まる。新しい学生生活への不安や緊張を解きほぐす役割をもつ行事です。
勉強やクラスメイトのことなどさまざまな相談にのる。それは学生の秘めた才能を引き出す結果にもなりますね。
■渡辺敏正 (わたなべとしまさ)
こども学科教授
教育心理学などを担当。やさしくソフトな語りの講義で学生に人気。臨床心理士の資格をいかして学生の悩みや相談にもこたえる教育指導のベテラン。 |
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那須の校外研修は楽しく過ごせました。びっくりしたのが2年生の「学生リーダー」の活躍ぶり、1泊2日、その一切の進行を仕切っているんですね。夕食の後にホールでいろいろな催しが披露されて、なかでも「ブルドック体操」など、からだを動かすことで新入生の心をつかんでしまうところなど感激モノでした(笑)。
フレッシュマン・セミナーの授業では「夏休みの思い出を3分語ろう」など、テーマを決めてスピーチする機会も多くありました。そうした人前で話す機会を繰り返すことで、自分の考えを相手に伝え、共感や理解を得ることのむずかしさと大切さを学習できました。それは実習で、こどもにわかりやすいコトバや表現で伝える、というときに大きく役立ってうれしかったですね!
■Mさん
幼稚園・保育コース
新潟県立新発田南高等学校 出身 |
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