ニュース&トピックス 2015年3月25日
ごきげんよう。今日はホストファミリーとのお別れから始まりました。たった2週間の短い期間でしたが、涙を流して抱き合う姿がとても印象的でした。集合場所にはバディも駆けつけてくれました。お互いプレゼント交換や手紙の交換などを通じて最後の別れを惜しみました。皆それぞれお世話になったオーストラリアの家族や大切な人に感謝の気持ちを伝えることができたようです。
フェアウェルセレモニーの一環として学校が用意してくれたプログラムは、ウィービングアクティビティでした。これはグレートバリアリーフの島民の伝統手工芸の一つであり、シダ性の植物を編み込み小物やオブジェ作りにチャレンジしました。その後は、最後の修了式が行われました。副校長のローラ先生、校長のトッピン先生から、2週間の短気留学の労をねぎらわれ、終了証書を一人ひとり手渡されました。先生方のあたたかい見送りを受け、学校をあとにしました。
今日は世界遺産にも登録されている、世界最古の熱帯雨林を訪問しました。まずはキュランダへ向かい、昼食後は先住民族アボリジニのパマギリ族による狩りの学習体験としてブーメラン投げや槍投げをみました。ブーメラン投げは一人ひとりチャレンジすることができ、貴重な体験となりました。また、アボリジニの伝統楽器であるディジュリドゥの実演を見ました。普段聞きなれない音や熱帯雨林の動物たちの鳴き声に似せた奏法など、興味を引くものばかりでした。最後にパマギリダンスショーを見学し、ディジュリドゥを伴奏に踊る伝統民俗舞踊を鑑賞しました。
次に、第二次世界大戦中にアメリカで軍用に作られた大型水陸両用車、通称アーミーダックに乗り、森やクリークの中を探検しました。ガイドの説明の元、珍しい植生植物や、ウォータードラゴン、ユリシスなどを見ることができました。幸せの象徴であるユリシスに本日は何度も会うことができました。1度見るだけで幸福に、3度見ると大金持ちになれると言われているそうです。
その後は、アボリジニの伝統的な狩の手法や楽器の演奏、ブーメラン投げ体験など、貴重な体験ができました。
キュランダからシティへはキュランダシーニックレールウェイで帰ってきました。『世界の車窓から』のオープニングに使わた美しい高原列車です。列車はレトロな風情を持っており、牽引するディーゼル機関車の車体には熱帯雨林に住むカーペットスネーク(ニシキヘビの仲間)をモチーフにしたアボリジニの絵が描かれていました。バロン滝やケアンズの街並み、先日訪れたグリーン島の美しい景色を見ることができました。ストーニークリーク渓谷にかかる大きく弧を描く橋を渡る時には、すぐ脇に45mもの落差をもつ滝が見えました。車窓から間近に見える壮大な滝に、みな夢中でシャッターを切りました。ケアンズに戻り、夕食の時間まで街を散策しました。最後の晩餐はカフェチャイナという会場にて、中華料理をいただきました。今日誕生日、また誕生日が近い生徒をサプライズで祝いつつ、2週間の思い出話に花を咲かせました。
明日はいよいよ帰国となります。スーツケースから溢れるほどのおみやげを買い、胸一杯の思い出と共に明日ケアンズを発ちます。2週間の短気留学を通し、ひとまわり大きくなった彼らの帰国を楽しみに待っていてください。今回で短期留学報告は最後となります。今後も短気留学参加者にはこの経験を今後の学校生活の中で活かしていってほしいと思います。また国際交流活動の素晴らしさを他生徒へも伝えていってほしいと思います。今後とも関東学園大学附属高等学校の国際交流へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
それでは、ごきげんよう!!!