ニュース&トピックス 2018年3月25日
みなさんごきげんよう。
ついにクイーンズタウン、そしてホストファミリーとお別れをする日が来てしまいました。ワカティプ高校の教職員、生徒、ホストファミリーには、感謝してもしきれないほどお世話になりました。この短期留学は全10日間の日程でしたが、実際にクイーンズタウンにいれるのは8日間という短い期間でした。ホストファミリーと一緒に過ごせる時間も例年よりはるかに少なかったので、交流をうまく深められるかという不安がありました。しかし、そんな不安とは裏腹に、空港に着いた直後から涙目であったり、御礼の手紙を交換しあったり、冗談を言い合ったりと始終暖かい空気に包まれていました。多くの方にお見送りに来ていただけて、改めて充実したホームステイになったのかなと嬉しく思いました。今年の9月、ワカティプ高校の生徒が関学へ留学に来ていただけます。また再開できることを楽しみにしつつ、クイーンズタウンを出発し、一路オークランドへ向かいました。
クイーンズタウンとは打って変わり、オークランドは大都会であり、初夏のような暑さがありました。多くの生徒が半袖になり、急いで日焼け止めクリームを塗るほどでした。空港でお昼ご飯を買い、まずは市内にある博物館へ向かいます。この博物感はギリシャにあるパルテノン神殿がモチーフになっています。ニュージーランドの人口は480万人ほどですが、オークランドにはその1/3がいるそうです。道路に目を向けると日本の車を多くみることができます。家畜の環境を整えるため、車などの製造工場はなく、ほとんどが輸入車にたよっています。そのため、空気がとても澄み切っています。また、ニュージーランドは多くの噴火によりできた島だそうで、ときどきポツリポツリと小さな山が見えます。それらは、死火山だとのことでした。これから向かう博物感も小さな山の上にあります。ここももともとは火山とのことでした。天気も良く、ランチ後には先ほどあんなに涙を流していたとは思えないほど元気に過ごしていました。博物館に入ってからも、みんなの興味をひくものばかりです。一番は零戦だったのではないでしょうか。展示されている零戦は本物で、修理が先延ばしになり終戦を迎えたものです。動かそうと思えば動くとのことでした。映画「永遠の0」の影響もあってか、特に男子は資料なども凝視していました。その他には、マオリ族の文化や、キーウィや絶滅したモアなどをはじめとした古代生物、火山など全部を見て回るには時間が足りないほど内容が盛りだくさんでした。
次に市内で自由行動になります。1キロの長さを持つ桟橋を見たり、小腹が空いたのかバーガーキングへ駆け込んだり、最後にお土産を大量に購入したりと各々が思い思いにオークランドを過ごしていました。ニュージーランド最後の晩御飯は中華でした。英語で話すというプレッシャーから解放されたこと、明日は帰国ということもあってか食事中はわきあいあいとしていました。
最後になりますが、短い間でしたが本校生徒は大変貴重な体験ができたと思います。うまく意思が通じた場面もあれば、できないときもあったり、文化の違いに戸惑ったりと悔しい思いをしたこともたくさんあったのではないかと思います。留学から帰って来ておしまいではなく、そういった経験を次年度に繋げられたときこそこの短期留学の意義が見いだせるのではないかと思います。これからも彼れらの頑張りに期待したいです。そして明日はいよいよ帰国になります。ご家族、友人の方々は一回り成長した彼らを楽しみにしていただけたらなと思います。
それでは、ごきげんよう!!