関東学園大学

この大学で学んだからこそ女性救助隊員に挑戦できた




M.Y さん
前橋市消防局 東消防署 第一中隊救助小隊
経済学部 経済学科
公共政策コース 警察・消防プログラム
2017年卒業

部活も続けたい、消防の職にも就きたい。両方叶えたくて入学

高校時代ずっとソフトボールをしていて、大学でも続けたかったのと、警察や消防など公務員の仕事にも興味があったので、

「部活ができて、公務員試験の指導がある大学」

を調べて、関東学園大学に入学しました。

ソフトボール部の活動はやはり楽しかったです。
2年次に参加したインカレの初戦で、前年の優勝校と対戦することになり、1回戦負けを覚悟していましたが、なんと私たちは勝ってしまったのです!

私たちのチームは仲が良く、リラックスして試合に臨める環境でした。その雰囲気が勝利に導いてくれたのかもしれません。
その1勝は良い思い出になっています。

消防の仕事を具体的にイメージできる授業や活動が力になった

公共政策コースには元警察官や元消防士の先生たちもいるので、現場での思いや声を聞くことができ、実務のイメージがわくと同時に

「消防の仕事に対する心構えができた」

と感じています。

警察・消防プログラムの学生は「防犯ボランティア」に参加しました。
その中で、高齢者向けにオレオレ詐欺防止の寸劇を学生が考えて、演じたことが印象に残っています。私は司会進行を担当し、地域の方々の前で発表しました。

後日、寸劇を観た方から大学に電話があったそうです。「この間、オレオレ詐欺から電話がきたんですけど、学生さんたちのお芝居を見ていたので、ちゃんと断りましたよ!」と。
その話を聞いたときは、本当に嬉しかったです。

公共政策コースや警察・消防プログラムの授業や活動にも心を動かされ、

「消防士になりたい」

という思いはつのっていきました。

その気持ちが強かったからこそ、公務員試験の準備にも集中できたと思っています。

数少ない女性の救助隊員として職務の可能性を広げていきたい

私は今、消防署で救助を担当しています。
救助の仕事では、例えば、交通事故が起きた時、救助資機材を使って挟まれている人を救出したりします。また時には、山で遭難した人を助けに行くこともあります。

全国でも、女性の救助隊員は非常に少ないです。やはり、それは男性隊員に比べて、筋力や体力が劣ってしまう部分があるからです。

でも私は、
「女性が少ないからこそ、挑戦しがいがある」
「女性だからできることもあるんじゃないか」
と思って、救助隊員を志願しました。

ある救助現場で女性が出血していました。そういう場合は服を脱がせて状態を見なければいけないのですが、その時は私も出動していたので、隊長が「安心してください、女性の救助隊員が見ますから」と言ったら、女性の家族から「本当にありがとうございます」と、とても感謝されました。

「やっぱり、女性の救助隊員も必要なのかな」

と嬉しく思いましたし、皆さんからの

「ありがとう」

という言葉が、私の大きなやりがいになっています。

公務員を目標とする高校生の皆さんに伝えたいことがあります。
公務員に向かう進路はいくつかあると思いますが、関東学園大学では公務員を目指す仲間だけでなく、いろいろな夢や目標を持つ友人と出会うことができ、先生とも多くの関わりを持てるので人間の幅が広がると思います。ぜひ「大学」という選択肢も考えてみてください。