関東学園大学

外国人留学生との出会いで意識や将来の夢が変わった

F.U さん
経済学部 経営学科
国際ビジネスコース3年
群馬県立前橋商業高等学校出身

積極性とコミュニケーション力、大学で培った力は社会で役立つ

今、国際ビジネスコースのリーダーみたいな感じになっていて、おとなしかった自分の変化に驚いています。

きっかけは、入学してすぐ行われる1泊2日の「フレッシュマンキャンプ」で、ネパール人留学生と同室になったことです。

私は商業高校出身で簿記や会計の勉強を継続したいと思い、経営・会計コースを選んでいました。語学にそれほど興味もなかったので、外国人と接したこともほとんどありませんでした。

ですから、ネパール人と同じ部屋だなんて、どうしていいかわからなかった。今となっては笑い話ですが、最初はお互い緊張して片言でポツンポツンと話をしていました。
でも「どの授業を選んだらいいか」など、留学生から相談を受けているうちに仲良くなっていきました。

その後、授業でふと気づいたら、私は、仲良くなったネパール出身の友人とさまざまな国出身の多くの学生たちに囲まれていました。どうやら彼女が留学生たちに「Uさんはとても親切で、相談にのってくれる」と話したらしいのです。

以降、私は「留学生の世話役」となってしまったようで、さまざまな国から学びに来た学生たちといつも一緒にいるようになりました。
そうして外国語や異文化に興味を持ち、もっと深く学びたいと思うようになったことと、友人となった留学生の多くが国際ビジネスコースに所属していることから、2年次からは国際ビジネスコースで学ぶことにしました。

いつも日本語について聞かれる経験が影響し、資格試験に挑む

外国語や異文化に興味を持つようになったのは、留学生が自国の歌を歌い、それに合わせて踊ってくれたり、日本の文化や感覚と違うものを目の当たりにして、それがものすごく刺激的だったからです。

留学生から日本語の使い方を聞かれることも多く、例えば「『今日に限って』の『〜に限って』って、どうやって使うの?」とか。自分でもわからないので、調べて答えてあげたりしています。

日常的に日本語を教えていて、

「将来、日本語教師になるのもいいかな」

と思うようになりました。

今年度、日本語教育能力検定試験に挑戦しましたが、「あとちょっとで合格」という惜しい点数だったので、来年度は合格したいです。

でも本当に、高校生の私が今の私を見たら「なんで国際ビジネス? なんで日本語教師?」と、とにかくビックリしそうです。

さまざまな交流や体験を通して能動的に行動する意識が宿った

2年次には、関学のプログラムを活用し、イギリス・スコットランドの海外短期語学研修に行ってきました。英語が得意ではないので、すべて英語で行われる授業についていくのは大変でしたが、リスニング力がアップしたと思います。

国際ビジネスコースでの学びや留学、日本語教師への挑戦などを通して

「とりあえず、やってみないとわからない」

という考えが出てくるようになりました。

以前だったら「怖いからやめておこう」と、飛び込まなかったはずです。

今、私が所属しているゼミは学生が9名で、そのうち6名はネパール、インドネシア、ミャンマー、モンゴル、ベトナムからの留学生です。
様々な文化や考え方を持った人たちをリーダーとしてまとめるのは大変ですが、わからないところを教えてあげた時など、喜んでもらえるのがやりがいとなっています。

将来は、国際ビジネスコースで学んだ経験を活かして、日本語教師になりたいと考えています。