関東学園大学

大学で多くの経験を積んで、「生きていく力」を高めよう

経済学部 経営学科
中谷 淳一 准教授

「社会で活躍できる人材を育成すること」が教員としての使命

マーケティングに出会ったのは、23歳のときです。「コトラーのマーケティング思考法」という本を読んだのがきっかけです。

大学では都市計画を学び、地域活性について研究していました。当時、マーケティングという学問があることすら知りませんでしたが、「地域活性化のためには地域の中小企業の活性化が必要だ」という結論に至り、卒業後は経営の知識を身につけるべく、経営コンサルティング会社に入社しました。

20代は全国を飛び回りながら、様々な業種業界の企画経営者に会い、経営実務に関する経験を積み重ねました。

30代になり、経営を体系的に学ぶため、ビジネススクール(大学院)に入学し、その後、博士後期課程に進学し、2015年から関東学園大学の大学教員をしています。

「何故、大学教員になったのですか?」と聞かれることが多いのですが、「大学の先生ってカッコいいな」と思ったこともありますが、真面目に答えると「地域活性化のためには、地域で活躍する人材が必要」と考え、その人材を地域に輩出する役割は、大学にあるだろうと思ったからです。

なので、マーケティングの教員をしていますが、

「地域社会で活躍できる人材を育成する」

を、一番の使命だと思って教員をしています。

どこに住んでいても「幸せ」を感じられる人が増えることが大切だ

学生時代に、バックパッカーみたいな感じで内戦が終わったばかりのカンボジアへ行き、衝撃を受けました。学校にも通えず、道端で働く子供達が沢山いたのですが、どうしたらこの状況を救えるのか、学生だった自分には、まったく分かりませんでした。

そんな経験をしてから帰国してみると、日本の豊かさを初めて実感しました。学校に行けずに働いている子どもなんていないわけですから。

「自分は、貧しい国のために何ができるのだろう」

と、当時真剣に考えました。

紆余曲折ありましたが、日本という国がもっともっと良くなって、日本国内の企業がうんと成長して、日本で働いている人たちがすごく幸せであれば、その幸せを貧しい国々にわけ与えることができると考えるようになりました。

誰かを助けたいと思ったら、まずは自分自身が幸せに「生きていく力」が必要だと思っています。

幸せに生きることに場所は関係なくて、東京でも群馬県でも、どこか一見不便そうに見える田舎でも幸せに生きていくことは出来ると思います。

地域に「幸せ」を感じる人が増えていくこと、それが「地域活性化」の本質だと私は思います。

地域活性化を大学の教員として、学生の学びに反映させ、大学という資源を使いながら実現したいと考えています。

不確定な社会を生き抜くために「学べる」場所を選んでほしい

新型コロナウイルスは、日本のみならず世界の景色を一変させてしまいました。

そもそも大学を卒業したら将来が約束されるわけではないのですが、新型コロナウイルスにより、なお一層、将来の見通しが不確定な世界となり、そうした世界を皆さんは生きていく必要があります。

だからこそ、大学でたくさん「学び」、社会で活躍できる人材になって欲しいと強く思っています。

そのための私はこれからも、学生の皆さんに、経験機会をたくさん提供していこうと思っています。

大学の4年間は、不確定な社会を「生き抜く力」を養う期間です。

進路を考える際には、学問以外に、不確定な社会を生き抜く力を養う、社会を社会で活躍するための人材となるために、「学べる」機会があるかを判断の基準にしてほしいと思います。

関東学園大学は少人数で教員と学生の距離が近いので、各教員の経験や価値観が学生に伝わりやすい優れた環境です。
また、身近にあることを題材として学び、勉強のための勉強ではなく、本当に社会で役に立つ学びができます。

社会に出た時に役立つ勉強をしたい、教室以外で様々な経験をしたいと考えている高校生は、ぜひ関東学園大学を選択肢にしてください。