関東学園大学

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フィールドワーク研究(陸前高田市プログラム)を実施しました!

2022.09.12 <002>ニュース&トピックス | 教育

9月6日(火)から9月8日(木)にかけて、陸前高田市においてフィールドワーク研究プログラム(担当:中村正明教授)を実施しました。フィールドワークとは体験学習を目的とした夏季集中講義のことです。関東学園大学のプログラムでは、とりわけ地域で活躍する事業者や行政と連携したアクティブラーニングを重視し、学生たちと地域活性化のための学習と活動に取り組んでいます。

今回は岩手県の陸前高田市を舞台として、「陸前高田市における東日本大震災復興まちづくりのための調査研究」を3日間実施しました。

3日間の体験学習の中で学生たちは――、
・「奇跡の醤(ひしお)」で有名な醤油製造業の八木澤商店代表取締役の河野通洋氏、
・有機チョコレート製造販売業CACAO bromaの経営者で薬局・リハビリステーション・宿泊施設などの運営も手掛けるロッツ株式会社代表取締役の富山泰庸氏、
・陸前高田市名産の米崎りんごを生産する松本玄太氏(NPO 法人 LAMP 代表理事) 、
・陸前高田市でサスティナブルな電力供給と食農コミュニティづくりに挑戦している陸前高田しみんエネルギー 代表取締役/ワタミオーガニックランド取締役顧問の小出浩平氏、
・地元林業の活性化のために地域産材の利用促進を通じて復興事業に取り組む、陸前高田市地域振興部農林課の福井聡氏、
・優れた抗酸化作用を持つスーパーフードとして注目されるピーカンナッツ生産を手掛けるピーカン農業未来研究所代表理事の大林孝典拠氏、
――といったキーパーソンのみなさまから直接講話をいただき、対話を通じて陸前高田市の復興まちづくりについての理解を深めることができました。

さらに――、
・東日本大震災津波伝承館/道の駅 高田松原の見学、
・高田松原津波復興祈念公園での献花、「奇跡の一本松」の見学
・米崎りんご農園の研修と収穫体験、
・発酵パークCAMOCYの視察見学と研修、
・6次産業化テーマパーク「ワタミオーガニックランド(葡萄栽培によるワイン作り、地域循環型農業、野外音楽堂など)」の視察見学・研修、
・グリーンスローモビリティ(小型電気自動車)「モビタ」試乗体験と陸前高田市街の回遊体験、
――なども行い、6
次産業化を軸とした復興まちづくりの拠点を巡り、体験を通して学びました。    

陸前高田市の地域資源についての体験学習を経て、学生たちはグループワークを通じ、地元の地域資源を発見・発掘し、発信するために、それぞれ陸前高田市復興まちづくりプランを案出しました。

ご協力くださったみなさま、本当にありがとうございました! 関東学園大学では、陸前高田市のほか、地元の太田市はもちろんのこと、群馬県内(渋川市、神流町等)、県外のさまざまな拠点をフィールドとし、地域活性化のための調査研究を展開しています。


学生はひきつづき体験を通じて地域課題を発掘し、地域資源を発信するための学習と研究活動を継続していきます。