関東学園大学

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フィールドワーク研究(太田・桐生プログラム)を実施しました!

2023.08.18 <002>ニュース&トピックス | 教育

86日(日)から88日(火)にかけて、太田市・桐生市・足利市を舞台に、3日間にわたって地域資源を学ぶフィールドワーク研究(担当:山根聡之准教授)を実施しました。

フィー ルドワークとは体験学習を目的とした夏季集中講義のことです。関東学園大学のプログラムでは、とりわけ地域で活躍する事業者や行政と連携した アクティブラーニングを重視し、学生たちと地域活性化のための学習と活動に取り組んでいます。

今回は大学周辺の太田市・桐生市・足利市の三地域を舞台に、地域資源と地域課題を(とりわけ初日は、4年ぶりに再開された桐生八木節まつりを)体験しながら学ぶことをテーマに3日間実施しました。

学生たちは、太田市の飲食店(新田乃庄 寒山亭、nono kitchen、割烹 明養軒)と酒蔵(山崎酒造)、足利市のワイナリー(足利ココファームワイナリー)、さらに桐生市の桐生祇園祭り・桐生八木節まつり、古民家ゲストハウス(DIVE INN 桐生)、新里地区の森林、そして桐生新里ワインヴィレッジなど、3つのまちの地域資源の拠点を巡りながら学びました。

とりわけ太田市では、

nono kitchen代表の桑島敦子さんからは、

「砂漠でも食べれるシフォンケーキ」の制作販売とお祭り・イベントなどへのキッチンカー出店のねらいについて。

・割烹 明養軒 四代目女将の橋本千代子さんからは、

群馬県を代表する自動車会社 株式会社SUBARUの前身である中島飛行機株式会社の創業者 中島知久平ゆかりの料亭の逸話、太田市名物のヤマトイモ料理について。

・山崎酒造株式会社 代表取締役 山崎俊之さん・同専務取締役 山崎久美子さんからは、

酒蔵経営についてのお話のほか、「お酒を飲まない人にも楽しんでもらえる酒屋」というねらいから、24節喜カフェ、図書館、お茶室、太田市での社会活動などの取組について。

・あわせてお茶室を経験しながら和食文化講師で食空間コーディネーターの篠崎峰二子(ふじこ)さんからは茶道の楽しみ方について。

さらに桐生市では、

・桐生祇園祭保存会役員理事の奈良彰一先生から、江戸時代から現代にいたるまでの桐生のまちづくりと、桐生祇園祭と桐生八木節まつり、鉾の巡行、曳き違い、各町屋台出しなどについて。

・コピーライターでDIVE INN 桐生の運営者でもある星野智昭さんから、

「重伝建(桐生市桐生新町伝統的建造物群保存地区)」によるまちの活性化と、古民家ゲストハウスの再生と経営について。

NPO法人 群馬森林整備・バイオエネルギー研究会 理事長の小倉正さんから、

桐生新里地区の森林において、伐採の実演をいただきながら、森林整備の状況と、国内木材価格の低落、森林の多面的価値について。

・桐生新里ワインヴィレッジ代表の石渡道代さん・宏明さんご夫妻からは、

6次産業化の観点から、耕作放棄地を利用して、ワイン作りを目的としたブドウ栽培を行い、ブドウづくりから桐生発(初)のワイン製造・販売をめざす取り組みについて。

・また足利市では足利ココファームワイナリーにおいては社会福祉法人こころみる会 理事会事務局長 牛窪利恵子さんからワイナリー経営について、さらに桐生新里地区で佐藤ホッグファーム会長の佐藤幸雄さんからはブランド豚である和豚もち豚の養豚業事業の経営について。

――などなど、地元のキーパーソンのみなさまから直接講話をいただき、食と歴史、地域経済についての理解を深めることができました。

ご協力くださったみなさま、本当にありがとうございました!

関東学園大学では、太田市のほか、群馬県内(渋川市、神流町等)、県外といった、さまざまな場所をフィールドとして、地域活性化のための調査研究を展開しています。

学生はひきつづき体験を通じて地域課題を発掘・発見し、地域資源を発信するための学習と研究活動を継続していきます。