関東学園大学

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地域経済デザイン論で太田商工会議所職員による講演を実施しました

2023.12.01 <002>ニュース&トピックス | 教育

1130日(木) 地域経済デザイン論 第8回(担当:中村正明教授)において、太田商工会議所の職員のおふたりに、「商工会議所の役割と業務」と題した講演をお願いしました。今回は太田商工会議所 中小企業相談所係長の石川佳美さんと、同所 総務課係長の岡田麻里香さんをゲストにお招きした特別講義です。

岡田さんからは日本の商工会議所の歩みと特色・概要から、群馬県太田市に拠点を置く太田商工会議所を紹介していただきました。

太田商工会議所は県内市町村の中で第3位の会員数を誇ります(令和54月現在3,145会員)。その業務はとても幅が広いのですが、大きく分けると――、

①地域経済発展のための政策提言や要望活動を自治体や地域に発信
②セミナー・講習会、お祭りをはじめとした各種イベントなどの企画運営
③日商簿記やリテールマーケティングなどの各種検定試験を開催

――などについてわかりやすく講話をいただきました。また写真のように、日本の企業数の割合についても、クイズをまじえ、わかりやすく教えてくださいました。

そのうえで、世帯数が順調に増えている実績をはじめ、㈱SUBARU群馬製作所や日野自動車㈱新田工場の好調さや日本ミシュランタイヤ㈱の本社移転、オープンハウスアリーナやイオン太田の増床リニューアルなどを取り上げて、他地域と比較しても非常に好調な太田市の経済動向について示していただきました。

いっぽう石川さんからは、中小企業支援、小規模事業者支援についての解説とともに、会員の事業者さんから寄せられた経営相談と、商工会議所によるコーディネート事例についても紹介していただきました。

さらに販路拡大支援の取り組みとしてのビジネスプレス発表会やおおたDEまちゼミ事業、地域活性化事業としてのOIE(OTA INLAND BEACH)のイベント開催や、おおた観光ガイドブックの制作・配布などを行っていることも紹介いただきました。

講話を聴いて学生たちがまず驚いたのが、太田市の好調な経済動向と、商工会議所が取り扱っている事業の守備範囲の広さだと思います。聴講する学生や関東学園大学附属高校生たちからは、OIEへの評価や行ってみたい太田まちゼミの取組、さらには女性活躍の視点から商工会議所は働きやすいかどうか、などについて質問やコメントが寄せられました。

お二人からは、太田商工会議所は女性にとって働きやすい職場であるとともに、無担保無保証の融資の支援や、補助金申請書の書き方のサポートについてもやりがいがあるというお答えをいただきました。

最後に「商工会議所では地元の事業者との対話が最も大切な仕事であるため、現場では何をおいてもコミュニケーション力が求められます。魅力的な職場でもあるので、今日をきっかけに商工会議所を知って、チャレンジしてほしいです。太田まちゼミやOIEをはじめ、にぜひ学生・高校生にも来てほしいですし、若い力とアイデアもほしいです。Instagramをはじめ、情報発信も手がけているので、よかったらフォローを!」というあたたかいメッセージをいただきました。

石川さん、岡田さん、このたびはお忙しいところを学生たちのためにご講話くださり、ありがとうございました。

今回お話いただいた内容は、学生たちとともに、今後の地域活性のための学びにいかしてまいります。