関東学園大学

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実務家教員の声

2024.1.15 <002>ニュース&トピックス | 教育

経営学科 教授
西宮 正(にしみや ただし)の声

 台湾にあるグループ企業に赴任し、4年間その経営に携わりました。従業員200人ほどの規模で、日本人は2人でした。それまで海外への出張も何度か経験していましたし、事前に現地の情報を入念に調べ、十分な準備をしたつもりでしたが、実際に赴任してみると戸惑うことの連続でした。生活環境の違いはもちろんですが、仕事上では日本国内での成功事例が参考にはならず、従業員のマネジメントに至っては、従来の経験が全く役に立ちませんでした。「肌で感じる」「身をもって感じる」ことがこれほど大事なことかと思い知らされました。
 学生時代に短期・長期にかかわらず海外で異なる文化に触れることは、自身の成長にとって大事な要素になるでしょうし、同時に海外の企業を直接知ることは、さらに視野を広げ、将来の目標を新たに見つけることができる貴重な機会になるのではないかと思います。