カードゲーム「2050年カーボンニュートラル」を実施しました
2024.08.06 <002>ニュース&トピックス | 教育
7月27日(土)、カーボンニュートラルに積極的に取り組んでおられる赤尾商事株式会社様のご協力のもと、学生・教員・外部団体役員など約20名でカードゲーム「2050年カーボンニュートラル」を通じた実戦形式のプレイをしました。
近年、地球温暖化の影響で、各地で異常気象により自然災害や感染症などが増加し、安心な暮らしと安定した経済活動の持続的可能な社会の実現のための取り組みが強く求められ、地球規模では2015年のパリ協定で採択され、また群馬県でも2050年に向けた「ぐんま5つのゼロ宣言」がなされ、「カーボンニュートラル」の取り組みが始まっています。このような認識のもと、私たちも社会の一員として「カーボンニュートラルの実現」に向けた取り組みが求められています。
そこで今回、ゼミ単位(市川ゼミ)で「関東学園大学×地域社会 環境活動を通じた社会貢献」(私たちが出来るカーボンニュートラル)をテーマに取り組むことを決め、その最初のステップとして、カードゲーム「2050年カーボンニュートラル」を活用した実践的な環境学習を行いました。
学生は、政府・金融機関・自動車メーカーなど12の組織に分かれ、自組織の目標達成に向けて取り組みました。プレイの中で、自組織の成長には投資が必要なこと、自組織のカードンニュートラル目標達成には他組織の協力が必要なこと、自組織の目標を達成しても社会全体のカーボンニュートラルを達成できないことがあることなど、少しずつ分かってきました。
参加した学生から、「カーボンニュートラルを楽しく学べた」「自組織の目標達成のため協力した結果、炭素排出量を削減できた」「社会での取り組みが環境にどう影響を与えるのか簡単に理解することが出来るから、他の人にもやらせたい」「一人ひとりの効果は小さいが、最初に自分がやることに意味があると思ったので、これをきっかけにカーボンニュートラルに取り組みたい」などの意見が出ました。
このようにこのゲームに対する評価が高かったことから、このカードゲームを活用して、カーボンニュートラルをやる「人づくり」を増やそうと計画を始めています。