関東学園大学

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地域経済デザイン論で水上温泉郷谷川温泉「旅館たにがわ・別邸仙寿庵」の岡村竜輝さんが講演しました

2022.11.11 <002>ニュース&トピックス | 教育

この講義は地域経済デザインコースの中核講義として位置づけられています(中村正明教授担当)。内閣府の地方創生担当官を皮切りに、省庁・地方自治体の政策担当者や商工会議所、地域メディアや観光業など民間で活躍する専門家や事業者といったみなさまをゲスト講師としてお招きし、地域をめぐる現状と政策課題、展望について学びます。学生は「産・官・学・金」といった総合的な視点から、地域経済をデザインする力と、地域活性のためのビジネスモデルを構築する力を身に着けることを目指しています。

今回はゲスト講師として、水上温泉郷谷川温泉「旅館たにがわ・別邸仙寿庵」を運営する株式会社旅館たにがわで人事管理・営業・フロントリーダーを務める、岡村竜輝さんが講演しました。岡村さんは同社ならびにみなかみ温泉の観光のキーパーソンの一番の若手として活躍されています。 さらにみなかみ町まちづくり協議会月夜野支部ではまちづくりのコアメンバーとしても力を発揮されています。

本学OBである岡村さんは、学生時代から一貫して、生まれ育ったみなかみ町のために活動し貢献したいという夢がありました。現在は、その夢を実現するためにみなかみ町の観光産業を拠点に実践的に活動されています。

講義では、コロナ後の観光産業のあり方を見すえながら、「旅館たにがわ・別邸仙寿庵」の付加価値向上の取組や、みなかみ町の現状と課題、そして現在手がけている大手企業や大学によるまちのリノベーションやイベント創出、メディア発信などの展望について、みなかみ町観光の最前線にいる立場から、お話しくださいました。

選ばれる観光地や旅館のポイントとして岡村さんが強調された「モノのルーツを知る」「オリジナリティ」「ローカル価値」「コストパフォーマンスよりもタイムパフォーマンス」などのキーワードの数々に、学生たちは聞き入っていました。また会場からは、質問とともに、「岡村先輩から伝わってくる楽しそうな仕事ぶりと活躍ぶりに、社会人としての良いお手本を見せていただいた思いがします」といったコメントも出されました。

最後に本学の後輩たちにむけて、「変化する時代、どんどんチャレンジ精神を発揮してほしい」「自分の能力を活かし、他人の能力も活かすことが大切。ぜひ両方を実践してほしい」というメッセージが送られました。
岡村さんの言葉は強く学生に響きました。今日の講話を、これからの地域経済活性化の学びにいかしてまいります。