卒業生の声(小諸市役所勤務)
2023.12.13
T.K.さん
2023年度 卒業
長野県立小諸高等学校
(共通テスト利用入試)
~内定者に公務員試験対策について聞いてみました~
Q:いつごろから受験勉強をしましたか?
高校時代から、地元の小諸市のために役に立ちたいと思っており、地域活性化について学べる関東学園大学を選びました。公務員模試を受けたことをきっかけに、2年生の冬から柴崎先生の公務員試験対策講座を受講しました。
Q:どのような筆記試験対策をしましたか?
通学時間が長かったので、その時間はなるべく勉強に当てました。課外講座では、学習内容はもちろん、効率的な勉強のやり方や解法を教わったことが役立ちました。
一番力を入れたのが数的処理の学習です。柴崎先生の講座や参考書・問題集をベースに、くり返し勉強しました。コツコツ積み重ねることで数的処理が怖くなくなりました。やがて数的処理が得意になり、自信を持てたことが合格につながりました。さらに、憲法、財政学などの専門科目については、大学の授業で学んだことがとても役立ちました。
Q:面接等の人物試験対策の準備について教えてください
人物試験対策として最も大切なのが、大学で学んだことと経験したことを自分なりに意味付け、整理して表現する力です。
振り返ると、人物試験対策は大学での学びと経験が生かされています。はじめは中村先生の地域経済デザイン論の授業です。内閣府の地方創生担当官や群馬県庁、太田市役所の職員をはじめ、地域経済の最前線で活躍するキーパーソンたちからお話をうかがいました。
つぎにフィールドワーク研究です。太田市周辺の食と農・観光・地場産業の魅力と課題について、名所をめぐり名物を食べ、楽しみながらツアープランを作成・発表しました。
さらに3年生のプロジェクト研究では、地域活性化のラジオ番組を制作しました。私は少子高齢化対策のための出産祝い金をテーマにした番組企画を立て、研究成果をリスナーの皆さんにお届けしました。放送は仲間やリスナーさんに好評でしたね。
こうした関東学園での一連の学びと経験が、「地元に貢献したい」私の気持ちを具体的にし、はっきりと公務員をめざす夢の後押しをしてくれました。
Q:関東学園大学の教員にどういったことをサポートしてもらっていましたか?
公務員試験対策のための課外講座では、勉強内容だけでなく、公務員受験の勉強のやりかたを優しく丁寧にご指導いただきました。また大学での学びと体験、いわゆるガクチカも、座学とフィールドワーク、ゼミでのラジオ番組制作などを通じて、先生方と二人三脚で積み重ねることができました。
4年生になって、公務員試験を受ける直前の段階で、特に役立ったのが模擬面接です。大学でどう過ごしてきたかがあらわになるのが、面接による人物試験だからです。
はじめは不安でしたが、採用面接経験が豊富な先生方から、模擬面接を通じて丁寧で的確なアドバイスをいただきました。いま思い返すと、本番の面接試験よりも厳しい質問やコメント、アドバイスがありました。練習段階でかなり深掘りしてもらえたことで、試験をうまく乗り切れたことを実感しています。
公務員を目指す高校生へのメッセージをお願いします
私は民間企業からも内定をいただきましたが、公務員であれ民間企業であれ、もしも地域に貢献したいなら、まずはいろいろな視点をもって学んで、地域や社会経済を見て体験してほしいです。
私は地域社会で活躍しているキーパーソンの皆さんと触れ合ったり、観光や地場産業の活性化を学ぶフィールドワークに参加したり、少子高齢化対策のための出産給付金の研究をしたり、地域経済活性化のためのラジオ番組を制作したりと、この大学でいろいろなものを見聞きし、かけがえのない経験を積み重ねられました。
卒業後、地元のために、地域経済の活性化の仕事ができることが嬉しいです。地元経済と市民のために力を尽くしたいです。